今年の京都・南座顔見世の狂言と顔ぶれが、十七日決まった。

東京から二年ぶりに中村歌右衛門、松本幸四郎、地元の中村鴈治郎・扇雀、片岡仁左衛門と我当・秀太郎・孝夫の三兄弟。中堅の中村芝翫、実川延若、中村雀右衛門、若手の市川海老蔵、尾上辰之助、中村福助ら。

料金は、一等が昨年より五百円アップの六千五百円、ニ・三等がそれぞれ三百円アップの二千六百円、千六百円、四等が二百円アップの千百円。初日の通し料金が、八千円（五百円アップ）、三千五百円（同三百円）、二千三百円（同三百円）、千三百円（同二百円）。12月1−26日で、前売りは11月28日から。

だし物と出演者次のとおり。

　▽昼の部（10時）�@「寿曾我対面」海老、福、辰、松江、秀、東蔵、菊次郎�A「男女道成寺」延、芝�B真山青果作「大石最後の一日」幸、孝、雀、延、我�C「二月堂」鴈、扇�D「阿古屋」歌、仁、延、福。

　▽夜の部（4時半）�@岡本綺堂作「新宿夜話」仁、孝、秀�A「熊谷陣屋」幸、鴈、仁、芝、扇、東�B「かさね」歌、与右衛門役は海老、辰、福の一日替わり�C「沼津」鴈、延、扇、我�D「藤娘」雀。

(写真)中村歌右衛門・松本幸四郎・中村鴈治郎

 

 

☆堺金田寄席　22日7時、堺・金岡神社前、金林寺。福団治「胴乱の幸助」歌之助「寝床」南右「荒茶」雀三郎「道具屋」文福「半分垢」雀松「始末の極意」。三百円。問合せはグループくらしのポスト（0722・57・1962）へ。