宝塚歌劇団が来年前半の上演スケジュールを発表した。このなかでは今年人気のあった「風と共に去りぬ」を新作で上演。トップスターを娘役スカーレットで出演させるのが大きな話題だ。

　◇「風と共に去りぬ」＝今年上演したものが��バトラー編″なら、これは��スカーレット編″。タラ復興に始まり、スカーレットが娘の婚約者ケネディと結婚するまでで、二部構成。主題歌も新しく作る。監修・長谷川一夫、脚本と演出・植田紳爾。

　出演は雪組。スカーレットに汀夏子、バトラーに麻実れいのコンビ。アシェレ常花代、メラニー城月美穂、ケネディ尚すみれ、スカーレットの妹に東千晃。（宝塚１月１日−２月１４日、東京４月）

　雪組のあと花組でも続演し、スカーレットに安奈淳、ほかの配役は未定。なお短期間だが星組・鳳蘭、月組・榛名由梨の男役トップスターがバトラー役で特別出演し、それぞれ娘役の安奈と組んで興を盛りあげる。（宝塚２月１７日−３月２２日、東京７月）

　◇日本民族舞踊シリーズ２０周年記念「祭りファンタジー」＝各地の郷土芸能を再構成してショーとして見せる。演出、振付・渡辺武雄、演出・川井秀幸▽ショー「マイ・ラッキー・チャンス」作、演出・横沢秀雄。出演は月組。（宝塚３月２４日−５月９日、東京は未定）

　◇「誰がために鐘は鳴る」＝ヘミングウェー原作の小説を世界で初めてミュージカル大作として上演する。十年前「ウェストサイド物語」上演で招いた振付家サミー・ベースを再び招く予定。脚本、演出・柴田侑宏。星組。（宝塚５月１２日−６月２７日、東京８月）

（写真）右・汀夏子＝スカーレット、左・麻実れい＝バトラー