大赤字を出して悩んでいた神戸の外人学校、カナディアン・アカデミーの生徒たちの「仮名手庵歌舞伎」一座に八日、東京の不動産会社が二百万円を寄付した。同歌舞伎の存続を望んで全国から届けられた寄付金は、これで二百九十万円にのぼり赤字額を大幅に上回る結果となったため、ガイ・ロット校長や同取舞伎を指導してきた海野光子先生は、「再起の見通しがついた」とほっと一息。

　大口寄付をしたのは東京都港区赤坂一丁目の興和不動産会社（佐